「プロフェッショナルアドバイザー」

◆理由：
(1)商標法第3条第1項第6号該当性について
本願商標の構成中の「プロフェッショナル」の文字は、「専門的、職業的」の意味を、「アドバイザー」の文字は、「助言者」の意味を有する語として、いずれも広く一般に親しまれているものである。

そして、これらの文字は、一連での熟語として、辞書等には掲載されていないものの、「プロフェッショナルアドバイザー」の文字は、様々な分野において「専門的に相談に応じ、助言する者」を指称する語として使用され、また、指定役務を取り扱う分野において、専門的な知識に基づき相談に応じるサービスが提供されているものである。

これより、本願商標をその指定役務に使用しても、これに接する需要者に「専門的に相談に応じ、助言する者」程の意味を理解させるにとどまるものであって、自他役務の識別標識としての機能を発揮するものとはいえないから、本願商標は、需要者が何人かの業務に係る役務であることを認識することができない商標である。

よって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。

◆コメント：
妥当な審決であったと考える。

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