「CIVIL AIR PATROL」 第25類「被服」等

◆結論：
原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
 
◆理由：
本願商標は、英和辞典の「Civil Air Patrol」の語義の記載によれば、米国では1941年に編成された、非常時に志願によって編成される部隊であって、緊急時の捜索に合衆国空軍を助け、航空宇宙教育や青少年プログラムを行う民間のボランティア組織である「民間航空哨戒部隊」を指称する英語ということができる。
　
しかし、「CIVIL AIR PATROL」の文字が、我が国において、上記組織の業務に係る商品又は役務を表示するものとして使用され、需要者の間に広く認識されている事実を発見することができなかった。
　　
そうすると、商品の出所について混同を生ずるおそれはなく、本願商標は、商標法第4条第1項第15号に該当しない。
　
　
◆コメント
本審決説示のとおり、我が国では「Civil Air Patrol」の語を上記の意と認識しているのは少数であろうと筆者も考える。
　
　
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